星状神経節ブロック療法(レーザー療法)について|みうらクリニック診療内容

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星状神経節とは?

 自律神経免疫療法のページにも書かせていただきましたが、我々の神経には運動神経、感覚神経、自律神経があり、自律神経は交感神経と副交感神経がバランスを取りながら働いています。

体を走る交感神経の中で、首に左右一対の交感神経のかたまりが(神経節)あり、星のような形をしていることから、これを星状神経節と呼んでいます。

 星状神経節には、頭・顔面・首・上肢・胸・心臓・気管支・肺などを支配している交感神経が集まっています。いわば”神経のツボ”のようなところです。 また、星状神経節は、頭部、肩、腕などの血液の流れも調節しています。つまり、このように星状神経節は、胸から上の皮膚から内臓まで全てに及んでいるのです。

ブロックとは??

痛みがあると神経が刺激され、その神経の周りの血管が収縮し血流が悪くなります。血液は神経に栄養や酸素を運ぶ役割があるので、血流が悪くなると栄養や酸素が不足し神経が弱っていきます。

麻酔科(ペインクリニック)で一般的に行われる星状神経節ブロックは、星状神経節の近くに局所麻酔薬を注射し一時的に機能を麻痺させ、このブロックで交感神経の作用が弱くなり、血流の悪化が改善されます。血流が良くなることで、栄養や酸素が供給され、弱った神経を治して痛みも改善されるのです。

また、星状神経節ブロック療法は、局所のみならず自律神経系の中枢である視床下部に影響を及ぼし、全身的に交感神経の緊張を緩和します。交感神経の過緊張(過剰な緊張)が、全身的にさまざまなトラブルを作り出す仕組みは、自律神経免疫療法のページにも書いていますので参考にしてください。

星状神経節ブロック療法は、病気の原因である交感神経の過緊張を緩和するので、様々な病気や症状が治ってくるのです。

星状神経節ブロック療法によって、全身の交感神経の過緊張を緩和し、滞っていた血流が改善されます。この血行改善こそ、星状神経節ブロックでいろいろな病気や症状が改善される最大の理由です。血液の中には細胞を賦活(ふかつ)する酸素や栄養分とともに自然治癒力を助ける物質(免疫物質)もたくさん含まれています。ですから、血液循環をよくすることが、あらゆる病気の治療法の基本なのです。

星状神経節ブロック(SGB)と星状神経節照射(SGR)

 星状神経節ブロックはペインクリニック領域で最も多く用いられているブロック療法で、そのすばらしい治療効果は多くの医師が認めています。

しかし、この手技を施行するためには針を刺す部位や角度、深さなどがシビアで難しく、医師でもある程度の訓練が必要であることや、 副作用として嗄声(させい)という声が出なくなる状態や上腕神経叢ブロック、ショック状態などの合併症もあって、専門施設内でなければ施行できる治療ではありません。

また、患者側から見ると、咽頭に針を刺し薬液を注入するので痛みや恐怖を伴うこと、病状や体質、年齢などによっては治療が困難なことがある、といった問題もあります。


 その点、医療用半導体レーザー治療機を用いたレーザー療法である星状神経節照射(写真)SGRは、どのような患者にも施行でき、無痛かつ無侵襲であることに加えて、実施が容易な治療法であるといえます。 特に、小児での使用は安全・無痛であることから非常に受け入れられやすく、麻酔科医の中からも”なくてはならない方法の一つ”という声も多く出ております。


 尚、当院で使用されている半導体レーザー治療機は、大阪医大麻酔科・ペインクリニックをはじめ多くの医療施設で使用されており、その効果は高く評価され、治療効果に関する研究論文もございます。

ペインクリニック以外にも、整形外科領域では痛みやコリの改善、産婦人科領域では不妊治療にも用いられています。

当院では、アトピー性皮膚炎・花粉症・湿疹・皮膚掻痒症といったアレルギー性疾患、関節リウマチなどの膠原病、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、円形脱毛症や脱毛症といった疾患をはじめ、冷えやコリ 、不眠や慢性疲労といった不定愁訴にも使用しています。また、漢方薬やオゾン療法といった他の療法との組み合わせにより、より高い効果が期待できます。

星状神経節ブロックの適応症

ペインクリニックでは、次のような病気が星状神経節ブロックの適応症とされています。

▼支配領域

 帯状疱疹、反射性交感神経萎縮症(カウザルギー、幻肢痛、断端痛)

▼頭部疾患

 頭痛(片頭痛、筋収縮性頭痛、群発頭痛、側頭動脈炎)、脳血管攣縮、脳血寒、脳梗塞、円形脱毛症

▼顔面疾患

 未梢顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群、外傷性顔面神経麻痺)
 顔面痛(非定形顔面痛、咀嚼筋症候群、顎関節症)

▼眼疾患

 網膜血管閉寒症、網膜色素変性症、視神経炎、角膜潰瘍、緑内障、アレルギー性結膜炎、飛蚊症、眼性疲労

▼耳鼻科疾患

 アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎、突発性難聴、メニエール病、鼻閉症、扁桃炎、耳鳴、咽喉頭異常感症、嗅覚障害、花粉症

▼口腔疾患

 抜歯後痛、舌痛症、潰瘍性口内炎

▼上肢疾患

 上肢血行障害(レイノー病、レイノー症候群、急性動脈閉寒症、バージャー病)頸肩腕症候群、外傷性頸部症候群
 胸郭出口症候群、肩関節周囲炎、術後性浮腫(乳房切断後症候群)、骨折、テニス肘、腱鞘炎、頸椎症
 腕神経ニューローパチー、(外傷性、術後)、強皮症、関節炎、多汗症、凍傷、凍瘡、肩こりなど

▼心臓疾患

 心筋梗塞、狭心症、洞性頻脈など

▼呼吸器疾患

 慢性気管支炎、肺栓寒、小児喘息など

▼その他

 痔核、便秘、不眠症、冷え性、自律神経失調症など


その他の治療として
  肩こり、首の痛み、背部痛、腰痛、膝痛などの痛みにもどうぞ。


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