我々がウイルスや細菌、がん細胞などの異常細胞などから身を守る機能を免疫と呼びます。
その免疫の主役は白血球で、大きく分けて顆粒球、リンパ球、マクロファージがあります。顆粒球は細菌などのサイズが大きな異物を食べて処理し、リンパ球はウイルスやガン細胞といったサイズの小さな異物にくっついて処理するという具合に、異物の大きさによって役割が分かれます。マクロファージは処理した異物と顆粒球やリンパ球の死骸を処理する働きがあります。
ここで大切なのが、顆粒球とリンパ球の割合なのです。このバランスが崩れると、やはり様々な病気の原因となってしまいます。
新潟大学医学部名誉教授の安保徹医師らが提唱する『福田-安保理論』では、自律神経と免疫が連動していることを証明し、交感神経優位だと顆粒球が増え、副交感神経優位だとリンパ球が増えることがわかりました。
働きすぎ、心の悩み、ストレス、痛み止めの長期使用などが続くと、交感神経が優位になり、顆粒球が増えた状態が続きます。
顆粒球の寿命は2〜3日なのですが、死ぬときに大量に活性酸素を放出します。体内の活性酸素の7〜8割は顆粒球が放出します。活性酸素はとても大切な働きをしますが、増えすぎるとその強力な酸化力で臓器や血管などに障害を引き起こします。動脈硬化、ガンといった症状や病気の引き金となるのです。さらに、交感神経緊張状態だとリンパ球が減少し、ガンにも抵抗することができません。