診療日誌

2012.12.10

2012/12/10

今、クリニック内で治療中の40代の女性患者さん。

約4年前からガンで治療中でしたが、約1か月前に緊急入院され、入院中にもうあと数時間の命だと言われて、病院から家に帰らされたそうです。(なんと本人にもそう告知されていた)

海外に住んでいた妹さんも、小さなお子さんをおいて慌てて緊急帰国。 家族や親戚中が大騒ぎになりましたが、その後自宅療養。といっても、点滴類も全て抜かれた状態での帰宅なので、ただ寝てただけ。

その後、数日で何とか動けるようになり、当院に通院開始。 日に日に回復され、現在は週に2回、当院にて通院中です。

色んな治療と西下先生の鍼灸を組み合わせて、ケアさせていただいています。

クリニックまでは車いすで来られますが、院内は普通に自分で歩かれます。酸素ボンベも装着されていますが、歩行後の短時間のみ。

大変な状況ではありますが、日に日にお元気になられ、今も自分の乗ってきた車いすを自分で押して帰られました(笑)

階段以外は大丈夫だとか。

先週、大学病院に行ったら主治医がびっくり!! 口にこそ出さないが、まだ生きてたの?という雰囲気だったそうです。

何せあと数時間と自分が診察した患者さんが、1カ月以上たってから普通に受診に来られた訳ですから。

まだまだ回復と呼ぶには道のりがありますが、感覚的には良くなられそうな予感。往診に来られている医師も、驚異的な回復だと話しているそうです。

今の問題は、どのタイミングで妹さんが帰国されるかという悩みです。

妹さんも、慌てて帰ってきたのに、思った以上にお姉さんがお元気なのでちょっと戸惑っておられて、「飛行機代、もったいなかったですね」と、お姉さんに内緒でこそっと話されていました(笑)

何とかそんな冗談も言える状況になり、ちょっと嬉しいですね(^v^)

今回はご本人の意志がしっかりしておられて、「あと数時間の命」と主治医に言われても、あきらめられなかったことが素晴らしかったと思います。

当院のテーマの一つである「難病と言われてもあきらめない」ということをまさに体現して下さっています。

治療に来られる彼女の笑顔に、人間の素晴らしさを教えていただいている毎日です。

ドクター三浦直樹

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